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公益社団法人
全国宅地擁壁技術協会
〒101-0044
東京都千代田区鍛冶町1丁目6番16号
神田渡辺ビル7階
 

安全な吊り作業を行って頂くために

 

安全な吊り作業を行って頂くために(その2)

安全な吊り作業を行って頂くために(その2)
 
(株)小野田  鈴木 靖機
 
 前回、吊り作業中に起こる死亡事故原因の約3/4は強引な吊り作業に起因しており、この間題解決にデハアンカーの埋込位置とその活用法の重要性をご説明させて頂きました。
 今回は、『デハ・システム』に使用される各商品のご説明からさせて頂きます。
1).『デハ アンカー』(標準品)(写真-1)
 コンクリート製品埋込金具として実績と評価を頂いており、製品重量により1t・2t・4t・8t・12t・16t・22t・32tを基準に、また製品コンクリート厚に対応すべくアンカーの長さも多種に用意しております。
2).『プレート付きアンカー』
 脱型及び薄物製品用として2t・4t用があり長さも2種類を用意しております。〔表示トン数は引っ張り耐力であり、努断使用は1/2の耐力になります。〕
 アンカーご使用については製品のコンクリート強度を考慮し、埋込位置或は作業工程時の荷重割合(負荷)をも想定して、所定の計算式(カタログ参照)にてサイズ、長さを決定して使用します。(社)全国宅地擁壁技術協会認定擁壁 ハイ・タッチウォールに指定使用されています。
 
 
(写真-1)
 
(写真-2)
   
3).『フオーマー』アンカーを製品に埋め込む際の専用取付け治具として、多様な製品造りに対応すべく各種フオーマー(写真-3)をご用意しております。
 a).ゴム(標準品)タイプ
 b).ゴム楕円タイプ
 c).金属タイプ
 d).樹脂タイプ(普通品と磁石品)
 〔カタログ等でご確認ください。〕
4).デハアンカー専用吊り上げ治具
 『ユニバーサル・カップラー』(写真-4)及び、施工専用『オノダ・ライトカップラー』(写真-5)をご用意しております。
 
 
(写真-3)
 
(写真-4)           (写真-5)
   
『デハ システム』はデハアンカー、フォーマー、カップラーを組み合わせ使用して頂くことで、安全で作業性に優れたコンクリート製品吊り上げ金具としての信頼と実績を有し、コンクリート製品のイメージアップをお約束致します。
 
 つぎに『デハ・セフティックス システム』のご説明をさせて頂きます。
 『デハ・セフティックス システムは「デハ システム」と「セフティックス セット」を組合せ使用することで、主にコンクリート製品の脱型から施工までの一連の吊り作業(反転を含む)をシステム化した吊り工法で特許出願されており、(社)全国宅地擁壁技術協会のハイ・タッチウォールに採用されております。
 1)セフティックス標準セット(図-1)
ショルダー
 クレーンフックとセフティックスとの専用継ぎ手として、荷重バランスをとる働きと共に、反転時の負荷移動を衝撃吸収しながらスムーズに行います。
 
セフティックス
 製品形状違によるロープ長さ調整が殆ど必要なく、吊り作業時衝撃を吸収し、製品、ロープ、クレーンに優しい調整型吊り具(中型から大型製品向)通常ショルダー1ケとセフティツクス2ケを組合せてセット使用します。(4t・6t・8t・12t・16t・24t・50tセットを用意)
 
バランシーセット図(図一2)
 セフティックス同様の特長と使用方法ですが、小型製品向けに適しております。
 2t用のみですが2ケ組合せ使用により最大4t以下の製品に使用出来ます。
 
 
セフティックス標準セット(図-1)
 
バランシーセット図(図一2)
 
(写真-6)脱型及び運搬吊り時
 
(写真-7)施工吊り時
   
(写真-6)(写真-7)は全国宅地擁壁技術協会型 大型L型擁壁 ハイ・タッチウォールを『デハ・セフティツクスシステム』同一セットを使用しての吊り作業の様子です(ロープ長さ同じ)。
 
 株)小野田では『デハ・システム』『デハ・セフティックスシステム』のご採用については、アンカー位置、サイズ決め、作業工程に伴う吊り作業手順書の作成及び、現場での作業デモ等のお手伝いをさせて頂いておりますのでお申し付けください。
 
〔次回、基本的な使用方法及び危険な作業を具体的にご説明したいと思います。〕
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